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うろじの家

福島

1/29(金)~31(日)まで、きょうされんの経営管理者研修で福島県に行ってきました。31日(日)には被災地視察で南相馬の今を見てきました。自分は3年前に震災支援で1週間、南相馬の作業所に入ったことがあり、今回の被災地視察で南相馬がどのぐらい復興しているのか、自分の目で確かめたく研修に参加しました。

富岡町というところに行ってきました。この地区は原発の20キロ圏内にあり、放射線量が非常に高いレベルにあることから「帰還困難地域」に現在も指定されていました。5年たった今も復興なんて一向に進んでいないことを実感しました。帰りたいけど帰れない人、帰りたくない人、それでもそこで仕事をしている人・・・様々な想いが交差しながら、あれからの5年なんだと改めて思いました。

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南相馬の街はにぎやかになっていました。ただ、そこには原発関連のお仕事で入ってきている人が8000人もいて、にぎやかになっているだけで、見も知らない人たちがそこにいるだけで・・・「空虚」な感じがしました。住んでいた人たちは戻ってきているわけではなく、また、仮設住宅もそのままあり・・・悔しくて、切なくなるぐらい「復興」なんてものは進んでいませんでした。

福島県では、震災による直接死の数より、関連死のほうが上回っているというお話を聞きました。正解はやっぱり原発の再稼働はしてはいけないと思います。「ふるさと」に帰れなくなるのは間違っています。家族が離れ離れになるのも間違っています。

最後に南相馬で休憩した際、作業所の仲間たちがお弁当を届けてくれて、たい焼きを配ってくれていました。仲間たちはとてもいい笑顔で、やりがいをもってそのお仕事をしているんだなと感じました。

その街で頑張ってるひとたちをこれからも応援していこうと思いました。

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